形質転換効率の計算ツール

コロニー数から、形質転換効率を cfu/µg で計算します。コロニー数と DNA 量を入れてください。コントロールのプレートも入れられます。

回復培養の液量・撒いた量・希釈倍率は、すべてのプレートに共通で適用されます。プレートごとに違った場合は、別々に計算してください。

サンプル — ライゲーション産物

インサートを入れたライゲーション産物を形質転換したものです。効率はこの1枚だけから出ます。

ベクターのみ — インサートを入れずにライゲーション

同じライゲーションからインサートだけを抜いたものです。ここにコロニーが出れば、ベクターが自分どうしでつながっています。

切断のみ — リガーゼなし

切断したベクターを、リガーゼを入れずに形質転換したものです。ここにコロニーが出れば、ベクターが切れ残っています。

陽性コントロール — 無処理のプラスミド

無処理のプラスミドをごく少量。細胞とヒートショックが働いたかを見ます。

陰性コントロール — DNA なし

DNA をまったく入れない細胞です。ここにコロニーが出れば、抗生物質かプレートに問題があります。

効率はサンプルのプレート1枚から出ます。コントロールを足すたびに、このページが指し示せることが1つ増えます。

使い方ガイド

  1. 回復培養の液量と、そのうち実際に撒いた量を入れます。1 mL で回復培養し 100 µL を撒いたなら、1000 と 100 です。
  2. サンプルのプレートのコロニー数と、形質転換に入れた DNA 量を入れます。
  3. コントロールのプレートを置いたなら、その数も入れてください。1枚ごとに、このページが指し示せることが増えます。
  4. コンピテントセルに表示されている効率を入れると、陽性コントロールがそれと比べられます。
  5. 下の「この数値が言っていること」を読んでください。どの文にも、その根拠になった数値が入っています。

計算式と注意点

計算がしているのは、数えたプレートにどれだけの DNA が届いたかをたどり直すことだけです。

もとの規模に戻す

数えたのは撒いた分なので、その数を回復培養の全量に戻し、それを DNA で割ります。

コロニー数の合計
コロニー数 × (回復培養 ÷ 撒いた量) × 希釈倍率
効率
コロニー数の合計 ÷ (ng ÷ 1000) cfu/µg

各コントロールが確かめるもの

プレートごとに別の段階を切り分けています。コロニーが積み上がったところが、問題のあるところです。

DNA なし
抗生物質・プレート・コンタミ
切断のみ
消化が不完全
ベクターのみ
自己ライゲーション — 脱リン酸化が必要
陽性
コンピテントセル・ヒートショック

注意点

  • 合格の線は引いていません。それを示す1次資料が開けず、作り出すこともしなかったためです。
  • かわりにプレートどうしを比べています。「バックグラウンドがサンプルの 60 %」は判定基準ではなく計算であり、拾うコロニーの5個に3個は空である可能性が高い、という意味です。
  • 陽性コントロールは、お手元のコンピテントセルに表示されている効率と比べます。その数値はチューブに書かれているものであって、このツールが選んだものではありません。
  • 回復培養の液量・撒いた量・希釈倍率は、どのプレートにも同じように適用されます。違った場合は別々に計算してください。
  • 数えきれないほど生えたプレートは入れないでください。数えられるものがなければ、推定するよりもっと希釈して撒き直すほうが早道です。
  • 効率は形質転換のやり方に大きく左右されます。ヒートショックの長さ、回復培養の時間、プレートの乾き具合などです。同じ細胞でも日によって変わります。

よくある質問

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