使い方ガイド
- 原液濃度・目標濃度・目標の体積を入れます。
- 結果のカードに、取る原液の量が出て、その下に加える溶媒の量が出ます。
- さらにその下の1行が、そのまま従える指示の形で調製のしかたを示します。
- 濃度と体積は、それぞれ別の単位を選べます。
💡 指数は e で入力できます。たとえば 1.5×10⁻⁵ は 1.5e-5 と入力します。
計算式と注意点
この計算ツールは希釈計算ツールと同じ式 C1V1 = C2V2 を使いますが、答えを実験台の側から見せます。希釈計算ツールが空欄を埋めるのに対し、こちらは何をどれだけ混ぜるかを示します。
- 取る原液の量
- V1 = C2 × V2 ÷ C1
- 加える溶媒の量
- V_溶媒 = V2 − V1
ここでの V2 は、これから作る最終体積です。原液 V1 に溶媒を V2 − V1 加えると、全体が V2 になり濃度が C2 になります。
注意点
- 溶媒の数値は «加える» 量であって、«できあがる» 量ではありません。取り違えると濃度がずれるため、結果のカードでは2つを分けて示しています。
- 体積が加算されない溶液 — 濃い溶液やアルコール類 — では、計算した量の溶媒を加えるより、メスフラスコで最終体積までメスアップするほうが正確です。
- 原液の量が 1 μL 前後より小さくなると、ピペットの誤差が支配的になります。中間の希釈を挟むか、多めに作ってください。
- 粘度の高い溶液はピペットの壁に残ります。リバースピペッティングを使うか、チップを容器内ですすいでください。
- 原液が目標より薄い場合、希釈ではそこに届かず、この計算は成り立ちません。
よくある質問
式は同じで、見せ方が違います。希釈計算ツールは C1・V1・C2・V2 のうち空欄にしたものを埋めますが、こちらは答えを「原液をこれだけ、溶媒をこれだけ」に変えます。実験台では後者のほうが動きやすいはずです。
薄い水溶液ならたいていは問題ありません。混ぜると体積が縮む溶液 — 濃い溶液やアルコール類 — では、少なめに加えてからメスフラスコの標線まで合わせるほうが正確です。
希釈では作れないため、この計算は成り立ちません。もっと濃い原液を用意するか、固体から作り直してください。その場合はモル濃度の計算ツールをお使いください。
逃げ道は2つです。作る量を増やす — 10 mL を 100 mL にする — と、取る量も同じ割合で増えます。あるいは原液を一度中間の濃度に希釈し、そこから作ります。
段階希釈の調製計算ツールをお使いください。各段の濃度と、移す量・加える量を並べて示します。
試薬によります。この計算ツールが求めるのは量だけで、安定性については何も述べていません。試薬のデータシートや各施設の手順書に従ってください。