増殖曲線の解析ツール

経時データから、比増殖速度と倍加時間を求めます。時刻と測定値を貼り付けてください。対数増殖期の区間はこちらで選びます。

1行につき1つです:時刻 ⇥ 測定値。OD でも細胞数でもかまいません。倍加時間は単位によらないからです。順序が入れ替わっていても並べ替えます。

使い方ガイド

  1. 時刻と測定値を1行につき1つ貼り付けます。表計算ソフトからの2列がそのまま使えます。
  2. 時間の単位を入れます。倍加時間はその単位で返ります。
  3. 選ばれた区間と倍加時間を確かめます。その区間はグラフ上で太く描かれます。
  4. 表にあるほかの候補も見てください。速度をどれだけ精密に定めるかの順に並んでいます。
  5. 得られた倍加時間を、次の継代のために細胞播種の計算ツールへ持って行ってください。

計算式と注意点

指数関数的な増殖は、対数を取れば直線になります。計算は最小二乗法の当てはめ1回です。難しいのは、どこで切るかです。

当てはめ

ln(測定値) を時刻に対して最小二乗法で当てはめます。その傾きが比増殖速度です。

モデル
ln y = ln y₀ + µt
倍加時間
ln2 / µ

区間の選び方

連続する3点以上のすべての並びに当てはめを行い、µ を最も精密に定めたものを採ります。

µ の SE
s / √Σ(tᵢ − t̄)²
s
残差の標準偏差

注意点

  • ⛔ r² で区間の順位を付けると、必ずいちばん短い区間が選ばれます。3点はどんな3点でも直線に乗り、r² はそれを最良の当てはめと呼びます。
  • 「r² が 0.99 を超えるうち最も長い区間」のような規則は、恣意性を閾値に移すだけです。標準誤差なら、長さと直線性が互いに引き合い、調整すべき定数がありません。
  • 倍加時間は測定の単位によりません。OD でも細胞数でも、定数倍は切片を動かすだけです。
  • 0以下の測定値は対数が取れないため除き、その数を表示します。たいていはその数のほうが本題です。
  • 下降している区間は候補になりません。死滅期も曲線の一部ですが、指数関数的な増殖ではありません。
  • 区間を選ぶことは、それでも判断です。このツールは候補に順位を付けて根拠を見せます。表を見て別の判断をしてもかまいません。

よくある質問

あわせてよく使うツール