検量線回帰の計算ツール

傾き・切片・R² を当てはめ、未知試料の濃度を逆算します。スタンダードの濃度 (x) と測定値 (y) を入れると、その場で回帰を計算します。下に未知試料の測定値を足すと、その濃度を逆算します。

スタンダードのデータ

表計算ソフトから2列(濃度・測定値)をコピーし、最初のセルに貼り付けると表がまとめて埋まります。

空欄のままにすると既定の見出しを使います。入れた見出しは表とグラフの軸の両方に反映されます。

#x — 濃度y — 測定値
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原点を通る検量線が求められる測定法で使います。

未知試料の逆算

未知試料の測定値 (y) を入れると濃度 (x) が出ます。複数の試料をまとめて入れられます。

カンマ・空白・改行で区切ると、複数の試料をまとめて処理できます。

使い方ガイド

  1. スタンダードを表に入れます。濃度 (x) と測定値 (y) です。表計算ソフトからコピーした2列はそのまま貼り付けられ、見出し行は自動で取り除かれます。
  2. 傾き・切片・R²・回帰式が計算され、あわせてグラフが描かれます。
  3. 下に未知試料の測定値を入れると、その濃度が直線から読み取られます。まとめて入れてもかまいません。
  4. 必要な測定法では、切片を0に固定 (y = ax) できます。
  5. X 軸と Y 軸の見出しを入れると、表・グラフ・逆算のすべてに反映されます。入れなくてもかまいません。
  6. x 軸は対数目盛りに切り替えられます。回帰は変わらず、表示だけが変わります。

💡 指数は e で入力できます。たとえば 1.5×10⁻⁵ は 1.5e-5 と入力します。

計算式と注意点

検量線は、濃度がわかっている試料に直線を当てはめ、そこから未知の濃度を読み取る方法です。ブラッドフォード法によるタンパク質定量・ELISA・リアルタイムPCR の土台になっています。

直線は最小二乗法で求めます。各点から直線までの縦方向の距離の二乗和が最も小さくなる直線です。

傾き
a = Σ(xᵢ − x̄)(yᵢ − ȳ) ÷ Σ(xᵢ − x̄)²
切片
b = ȳ − a × x̄
回帰式
y = ax + b

決定係数 R² は、データが直線にどれだけ近いかを 0〜1 で表します。1 に近いほど点が直線の近くにあります。

濃度を読み戻すことが、このツールの本来の目的です。測定値 y から濃度 x が次のように求まります。

逆算
x = (y − b) ÷ a

外挿への注意

逆算した濃度がスタンダードの x の範囲から外れている場合は、その旨を表示します。

直線が成り立つことが示されたのは、スタンダードが覆った範囲だけです。その外でも続く保証はなく、実際、多くの測定法は高濃度で飽和して直線から離れます。範囲外の値は目安として扱い、試料を希釈するか、スタンダードの範囲を広げて測り直してください。

注意点

  • スタンダードは3点以上、できれば5点以上を使ってください。点が少ないと、外れ値1つで直線全体が動きます。
  • 未知試料がスタンダードの範囲に入るように測定を設計してください。外れた場合は、希釈して測り直すのが答えです。
  • R² が高いことは、関係が直線であることの証明にはなりません。曲がったデータでも R² は 0.99 を超えることがあります。グラフを見て、点が直線のまわりに均等に散らばっているかを確かめてください。系統的に曲がっていれば、直線モデルは合っていません。
  • 切片を0に固定するのは、そうする理由があるときだけにしてください。ブランクを差し引き済みで理論上は原点を通るはずのデータが、その典型です。R² を上げるために使うのは誤用です。
  • 対数目盛りは表示だけを変えます。回帰も計算結果もすべて同じままです。対数軸で直線が曲がって見えるのは想定どおりです。x が0以下の点はそこに描けないため除かれ、その数を表示します。

よくある質問

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