使い方ガイド
- 質量 (g)・分子量 (g/mol)・体積・モル濃度 (M) のうち3つを入力します。
- 体積は mL でも L でも入力できます。
- 残る1つの値が自動で計算されます。
- 分子量は試薬のラベルか製品データシートに書かれています。水和物の場合は、結晶水を含んだ値を使ってください。
💡 指数は e で入力できます。たとえば 1.5×10⁻⁵ は 1.5e-5 と入力します。
計算式と注意点
モル濃度 (M) は、溶液 1 L に溶けている物質量です。その物質量は質量を分子量で割ったものなので、ここから3つの量の関係が決まります。
- 物質量
- mol = 質量 (g) ÷ 分子量 (g/mol)
- モル濃度
- M (mol/L) = mol ÷ 体積 (L)
この2つを合わせると、この計算ツールが使う1本の式になります。
- 質量
- 質量 (g) = 分子量 (g/mol) × M (mol/L) × 体積 (L)
4つの値のうち3つがわかれば、式を変形して残る1つが求まります。mL で入力された体積は、計算の前に L へ換算されます。
注意点
- 体積は溶液の最終体積であり、溶媒の量ではありません。固体を水 1 L に溶かすのではなく、溶かしてから全体を 1 L に合わせます。溶けた固体はそれ自体が体積をもつため、この2つの手順では濃度が変わります。
- 水和物では、結晶水を含んだ分子量を使ってください。CuSO₄ (159.6) と CuSO₄·5H₂O (249.7) は別の値で、取り違えると濃度が1.5倍以上ずれます。
- 純度が 100% 未満の試薬は、量り取る質量を純度で補正します。純度 95% なら、計算した質量 ÷ 0.95 を量り取ります。
- 吸湿性の試薬は空気中の水分を吸うため、天びんを開けている間も重さが変わります。手早く量り、瓶はすぐ閉めてください。
- 溶けにくい物質では、計算上の濃度と実際に溶けている濃度は別のものです。目標値が溶解度より下かどうかを先に確認してください。
よくある質問
できあがった溶液の量です。固体を溶かすと体積がわずかに増えるため、水 1 L に溶かすと 1 L より多くなります。溶媒の一部で溶かしてからメスフラスコで標線に合わせるのが正確なやり方です。
試薬のラベル、製品データシート、または安全データシートに記載されています。水和物の場合は、ラベルの値に結晶水が含まれているかどうかを確認してください。
結晶水を含む分子量を使ってください。0.1 M の CuSO₄ を 1 L つくる場合、無水物 (159.6 g/mol) なら 15.96 g、五水和物 (249.7 g/mol) なら 24.97 g を量り取ります。
この計算ツールは純度 100% を前提としています。それより低い場合は、計算した質量を純度(小数)で割ってください。純度 98% で 20 g 必要なら、20 ÷ 0.98 ≈ 20.41 g を量り取ります。
多めにつくって薄めてください。1 mg 必要なら、100倍濃い原液をつくり、希釈計算ツールで目的の濃度まで下げます。
指数表記を使ってください。1.5 × 10⁻⁵ M は 1.5e-5 と入力します。